Vol.15 中西 昭人 さん

Vol.15 中西 昭人 さん

今回のインタビューは、弥起井にお住まいの中西昭人(なかにしあきと)さんです。

取材の為、中西さんのご宅に訪問すると、ちょうど耕運機に乗り田んぼを耕しているところでした。ご自宅の前に広がる田んぼを見て、お米づくりに力を入れているのだと思いましたが、「全く興味ありません。母が元気なので、僕は時々手伝う程度です。歳をとったら、土いじりが好きになるんですかねぇ?」と中西さん。

元々は、進学と同時に大台町を離れ、福井の専門学校と大学でデザインと建築について学び、そのまま就職していました。そのころは、今のようにご実家で暮らすことになるとは思っていたなかったのだとか。

中西昭人さん

【大台町へUターン】

ご実家に戻るきっかけについて聞いてみると、「18歳の時に、突然父親が病気で亡くなってしまいました。その時、家族のことを考えて自分が帰るべきかなと思いました。」と中西さん。

そんな理由から22年前にご実家に戻り、松阪の建築会社に勤めた後、現在お勤めの「プロホーム・大台(https://prohome-odai.com)」に入社。お隣の度会郡大紀町にある職場では、現場監督や資材発注の他、内装デザインにも関わってお仕事をしているそうで、ご実家に戻っても今までの経験や知識を生かせる職場に出会え、中西さんのとても生き生きとした表情が印象的でした。

また、注文住宅を受けることが多い工務店なので、毎回違った依頼があり、いつも新たな挑戦ができておもしろいのだそう。「プロホーム・大台」は、三重県南部だけでなく、鈴鹿や四日市からも注文が入ることもある人気の工務店です。忙しいそう日々を送っているようですが、その分休日は家でのんびり過ごすというわけではなく、一眼レフを持って山に登ったり、高校生の娘さんと一緒にロードバイクを楽しんだりと、とてもアクティブに過ごしています。

ロードバイクを楽しむ中西昭人さんと娘さん

【ロードバイクの魅力】

町内でも、よく見かける「ロードバイク」。できるだけ速く走るため、自転車自体がとても軽いことが特徴です。ものづくりが好きな中西さんは、元々は乗ることよりもバイク自体に手を加えてカスタムすることが好きだったそうですが、今ではトレーニングとして大杉にあ る宮川ダム湖や、峠を越えてお隣の松阪市飯高町まで行ったりと、さまざまな場所へ出掛けています。

町内でのサイクリングは、景色がいいのはもちろんのこと信号や車が少ないので、サイクリングをするにはぴったりなのだとか。宮川沿いを走れば、どこまでも続く山とエメラルドグリーンの美しい川の風景が気持ち良く、会津峠を越えるルートを走れば、峠から望む四季折々の風景が楽しめるそうで、想像するだけでも清々しい気持ちになりますね。

宮川沿いの山々

現在、2年ほど前からトレーニングとしてロードバイクを続けている中西さんですが、近隣スポットを走るだけでなく、富士山を舞台にした富士スバルライン24Km間を走行する日本最大級のヒルクライムレース「Mt.富士ヒルクライム」というレースに参加。無事完走して90分以内にゴールできたので、完走者に配られる「フィニッシャーリング」のブロンズカラーを獲得しました。

大会に出たり、景色を楽しんだりするだけでなく、夜間に走ることも。「暗闇の中で「無」になれるいい時間です。」と中西さん。日々、充実した忙し時間を過ごす中で、ロードバイクで体を動かすことが、リセットできる大切な時間になっているようでした。

中西昭人さんのフィニッシャーリング

【昔から変わらないもの】

子どもの頃に見ていた風景や近所との関係について、何か今と変化はあるかお聞きしたところ、「今も昔も、全然変わらない。世代交代はあるけれど、昔もこんな風でした。柿の木を登ったり、目の前の海洋センターで走り回ったり、いつも外で遊んでいましたね。」と昔を振り返ります。

中西昭人さん

只今、「プロホーム・大台」で、ご自宅前に新居を建設中です。家のことを知り尽くした中西さんだからこその、高性能住宅が建つ予定です。全室に床暖房が入る上、気密性が高いので冬は暖かく、夏はエアコンが効き易い季節を通して快適な環境と、ウォークインクローゼットを取り入れた使いやすい間取りに設計されています。

大台町と言えば、美しい宮川と山と答える中西さんですが、建設中の新居を案内していただくと、中には大きな窓があり、そこから望む風景は、中西さんが子どもの頃からずっと変わらない雄大な山々が広がっていて、新居の暮らしには、いつもこの風景があるということがとても羨ましく感じました。 3月完成予定とのことですが、家の形が出来上がった段階で、気持ちが抑えきれなかった娘さんから「ここで寝たい!」とお願いされたという、かわいらしいエピソードも。こちらまで新居の完成がとても楽しみになりました。

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